1月
29, 2023
多肉植物の”葉挿し”を成功させたいなら “水苔(みずごけ)管理”が手っ取り早いよ
過去の”葉挿し”🌿 実験を振り返れば、、、
オトンナ・クラビフォリア Othonna clavifolia、
ケラリア・ピグマエア Ceraria pYgmaea、
チレコドン・ペアルソニー Tylecodon pearsonii 等など、
冬型コーデックスに見られる多肉質の葉っぱを採取しては、
その都度 水耕や土耕をして”葉挿し”発根を試みてきたのですが、
ことごとく惨敗し苦渋を舐めまくっているmofmof7です、、はい、、、、、(T_T)
しか〜し😤
タイトルで断言しているように
「葉っぱを “水苔(みずごけ)” に挿す❗❗」
たったこれだけのことで
葉挿しの成功率が飛躍的にアップすることが分かりました。
水苔はコレ↓使ってます。
以下、
オトンナ・クラビフォリアとケラリア・ピグマエアの葉っぱを採取して、
葉挿し検証をした際の環境及び、結果報告をいたします。
葉挿し環境を整備
①葉を採取する
なるべく肉厚な葉を選んで採取します。
ちぎれた葉の途中からは発根しませんので、
“成長点”(茎と連接していた部分)を傷つけないよう確実に残します。
②発根促進剤を湿布する(※割愛可)
成長点に発根剤を湿布します。
今回はルートンを使用。
欲を言えばclonexのようなゼリー状のほうが展着しやすいのでおすすめ。
③水苔に挿す
あらかじめ水を吸わせた水苔を器や植木鉢に投入する。
葉の成長点側を水苔に軽く挿す。
あとは適正な温度/湿度/やや遮光を意識しながら管理するだけです。
水苔の表面が乾燥してきたら軽く水を挿したり、スプレーで保湿します。
検証結果、成功率
カルス形成や発根が見られるのは
約3週間〜1ヶ月が目安となります。
(個体差あり)
ケラリア・ピグマエア
肉厚葉8枚中5枚がカルス形成してます。
小さくても肉厚であれば生き残り、
面積が大きくてもやや薄葉は黒くなって朽ちました。
カルス形成からの発根にはさらに時間を要する模様です。
検証途中。
オトンナ・クラビフォリア
肉厚葉1枚だけの検証でしたが無事発根しました。
こちらはカルス形成期間は短く、発根に至るまでが早いです。
葉挿しの発根後/カルス形成後の播種環境について
発根〜根の分化が進むまでは、
“蓋ができる種まきトレー”にうっすら水を張って腰水管理する方法がおすすめ。
播種土は有機肥料を含まない柔らかく軽いものをチョイス。
発根済みのものは根の部分を土中に埋める、
発根までに至らないカルス形成の段階であれば、
表土を軽く凹ませた上に据え置く。
埋めるとそのまま腐食枯れするものがあった。
鋭意、
最適解を模索中。
まとめ
ちなみに上記2種ともに”ロックウール”による葉挿しにも挑戦したのですが、
一つも成功しませんでした(T_T)
おそらくは
水苔と比較して通気性に劣ることが要因と思われます。
もはや葉挿しの初期段階は、
水苔管理一択と言っても過言ではありません😤
強いて言うなら、
発根/カルス形成してから土耕環境へ移行する段階で失敗しやすい⚠かも。
例えば成長点周辺(発根済含む)を水苔で覆った状態のまま鉢植えしたほうが環境適応しやすいかなと。
ご参考までに。
( ´ー`)y-~~
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