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オトンナ・フルカタの開花
オトンナ・フルカタの開花🌼↑
花序に3〜4花(※中株相当)。
蕾(つぼみ)
開花前
開花
花芽肥料の効果 もまずまずのようです(≧∇≦)b。
「雌雄異熟/雄性先熟」
オトンナは「雌雄異熟(しゆういじゅく)・雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)」の両性花植物(雌雄同花)です。
雌雄異熟とは、個体内の個々の花が 雌♀から雄♂へ(雌性先熟)、
あるいは 雄♂から雌♀へ(雄性先熟)と、
相変化(性転換⇔)することをいいます。
受粉作業
受粉作業にあたっては、複数株の開花時期が揃った場合には優先的に他家受粉を、
揃わなかった場合は自家受粉※(単株内の花同士で交配)を試みました。
主に「耳かきの梵天(綿毛)」を使用しました。
【雄期♂】花粉を取る
花の表面を軽くこするだけで黄色の花粉が付着します。
【雌期♀】雌しべに花粉をこすりつける
花粉が散った後、
どのタイミングで雌蕊(柱頭)が露わにあるのか、最後までうまくつかめず(TT)
梵天でなんとなくワサワサして受粉させました。
受粉方法に関しては今後の課題にしたい。
採取
(花が萎んだ後に)成熟中の種子であれば綿毛💨が飛び出すように噴出してきます。
枯れた蕾が真っ二つに裂け始めると採取はまもなくです。
収穫した花房(第一陣)↓
ばらしてみる。
発芽検証
時期は5月中旬。
最高気温 23±3度/最低気温 18±3度
播種時期ではないですが、
新鮮なうちに発芽実験を試みるとします。
湿潤処理し冷蔵庫で冷やす。(メネデール希釈)
少し大きめで期待できそうな種子↑
▼参考リンク
3週間経過
残念ながら3週間経過しても、
大きめの種子含め発芽の兆候はありませんでした。
その後も採取を続けた結果、
成熟している可能性のある種子は1〜2粒か↓
綿毛の開き方も他とは違います。
(秋に播種する予定)
覚醒中の種子が増えてきたので、
小物収納ケースの中で仕切って湿潤処理してます。
反省、考察
フルカタは自家受粉できない?
自家受粉が無理であれば成功率が下がるのも頷けます。(自家不和合性)
似たような花を咲かせるオトンナ・トリプリネルビアは自家受粉ができるので結実も難しくなかった。
「雌期♀」の判別が難しい
雌蕊が「碇⚓状」になっているというウワサを元に目を凝らして確認しましたが、めちゃ小さすぎてよ〜わからんのよ、これが。
次は拡大鏡🔍使います。
ペラルゴニウムの花みたいに雌雄がはっきりしていれば造作ないんだが、、
受粉方法が雑すぎた?
ほとんどは梵天を使ってざっくり受粉したので、次は先細ピンセットや針を併用したい。
その前に、、雌期♀の判別から(;´∀`)
花粉は都度回収しておくべきだった
開花時期が合わないことを想定した上で、事前に花粉を回収しておいたほうがよかった。
クラビフォリアみたいにわんさか花を咲かせないので花粉は貴重。
ただし、オトンナの花は雄しべに「やく」がある構造ではないので回収しづらい。
梵天に花粉を付着させたまま日々の受粉を続けてきましたが本当は一旦冷蔵保管して、受粉する数時間前に常温に戻すほうが成功率が上がるらしい。←たぶん、面倒だからしない(苦笑)
雨天☔️を避けられなかった
だってだってー😓 突然雨降るんだもん💕
日照不足🌥で生育不良に
皮肉にも雨を避けた後は日照不足に嘆くことに😭
蕾枯れも多く散見された。
ハウスが欲しい・・・
幹太のほうが着花しやすい?
小さな株よりは中株以上、
幹太のほうが着花しやすい?
当方管理株では幹太だけが着花。
まとめ
日本国産のO.フルカタ実生がないに等しい現在、現地株同士の交配〜採取を成功させなければ本格的な普及は難しいと。
種子自体も海外含め出回っておりません。
O.フルカタの種採の環境整備に至っては、
「複数株の発根管理 ※1」、「夏越し ※2」、「開花時期の調整」はもとより、
雌雄異熟の見極め、天候への気配りも絶対条件です。難関は多い。
取り急ぎ、
寒冷紗で囲んでアルミ板を敷いたひんやりルーム❄️をこしらえ中。
↓市松模様の寒冷紗買いました。遮光率45%。
(やる気に満ちた雄叫びw)
( ´ー`)y-~~
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