さて、
温室内に育成ライトを増設したことは
先日の投稿でもご報告しました。
「これで播種れる。」
「播種播種デー/2018冬」
を開催します。
この日のためにストックしていた夏型コーデックスの種子、
全部播種ることにします。
(言う程大した量ではないですが)
種子ラインナップ
- ブルセラ・ファガロイデス Bursera fagaroides 25
- コミフォラ・ロンギペデセラータ Commiphora longipedecellata 15
- コミフォラ・アフリカーナ Commiphora africana v glaucidula 15
- コミフォラ・サンハレンシス Commiphora samharensis v.terebinthina 15
- コミフォラ・プセドパオリ Commiphora pseudopaoli 15
- コミフォラ・カンペストリス Commiphora campestris v campestris 3
- コミフォラ・オブロンギフォリア Commiphora oblongifolia 5
- パキポディウム・グラキリス Pachypodium gracilius 50
- パキポディウム・ゲアイー Pachypodium geaii 6
播種用備品
– レンジDE温野菜 タッパー
– 洗濯機用トレー
– 防水/UVカット加工 A4シール
– ネームタグ
播種用土
– バーミキュライト
– 日向土
– 鹿沼小粒
– 赤玉小粒
– 軽石
殺菌剤・活性剤
– オキシベロン溶剤(活性)
※肥料に関してはある程度成長してから投入予定。
播種の流れ
①種子を活性化
オキシベロン希釈水(40倍)に12時間浸す。
(※浸す時間に根拠なし)
その他、「メネデール」や「HB-101」でも活性できます。
外皮が柔らかくなったら
発芽しやすいように取り除いていく。
②播種用土作り
用土は、
ピートモス(ジフィーミックス)を主体に、
バーミキュライト、小粒の赤玉・鹿沼、軽石などをざっくり配合したもの。
ある程度成長してから肥料入りの用土に植え替え予定。
③熱湯で土を殺菌消毒
土を入れたバケツ容器に
98度のお湯を注いで土壌殺菌 をしました。
バケツは無印良品の「フタ付きバケツ(ポリプロピレン製/耐熱120度)」を使用。
フタをした後、
数時間ほったらかすだけで熱は冷めます。
④育苗容器に用土を入れる
育苗容器はこちらを使用↓
タネまきトレー
36穴のプラスチックトレーです。
ホームセンターで購入しました。
ちなみに水受けトレーは 洗濯機用トレー で代用。
57cm×57cmの特大サイズ。
ちょうどタネまきトレー(28cm×28cm)が4つ収まるんです。
高さは1cmしかないですが、
腰水として薄く水を張るぶんには問題なさそう。
レンジDE温野菜タッパー
一部の植物愛好家の間で評判の「温野菜タッパー」(レンジ調理用)。
容器内にセットされている 水切りザル のお陰で ”腰水” もできるし、
容器フタには ”蒸気穴” も設けてあるという理想形。
コンパクトなものであれば
100均でも売っています。
できたてご飯ならず、
ホカホカのできたて培養土を注いでいく。
⑤播種
種子の尖がった方を下にして、
土の表面に刺すように播いていきます。
(言う程は気にせず適当です、、)
⑥種子・用土の殺菌
用土の熱湯消毒に加え、
念押しで「ホーマイ水和剤」で種子及び表土を殺菌消毒します。
希釈したもの(一リットルにつき1グラム)をスプレーに入れて、
種子を播いた表土に噴霧していきます。
余り水も腰水として活用。
ベンレートとかでもいいかも
※過去、カビには随分痛い目にあってきました。
⑦ネームラベル作成
こちらも重要な作業。
似たような形をした種子も多く、
播種後に判別不能にならないようにするための対策です。
ラベル用に使用したシールは
防水&uvカット加工済みのもの。
イラストレーターでデザインして、
印刷後カッターでカットしました。
⑧腰水をして完了
洗濯機用のトレーを温室内に設置し、
うっすら水を張って完了。
発芽するまでは育成ライトは使用せず、
半日陰(上段からの残光のみ)で管理しつつ、
湿気保持のため上から厚手のビニールを被せておきます。
育成環境おさらい
時期 | 12月下旬 |
---|---|
平均気温 | 日中 10〜14度、夜間3〜9度 |
育成場所 | 室内温室 |
温室内温度 | 中段:約30度〜35度、下段:約28度〜33度 |
育成ライト(蛍光灯)のワット数 | 30w |
照射時間 | 一日約15時間(夜間消灯)※発芽後を予定 |
ライトからの距離 | 中段: 20cm 下段:40cm |
水やり頻度 | 表面が乾いたら(腰水も併行) |
まとめ
冬の播種の成功事例を作りたいところだが、
さてどうなるものか。
引き続き経過観察していきたい。
(続く)
■播種材料