11月
17, 2019
【〜90日目/vol.3】オペルクリカリア・パキプス現地株の発根管理|土耕編
90
日目
オペルクリカリア・パキプス現地株【Vol.3】の発根管理を始めて90日目となります。
前回の投稿⇣
〜70日目
10月。
越冬のため多くの植物を温室に避難したころから
湿度も上昇傾向に。
加湿器を撤去し、
ついでに足元ヒーターも撤去。
パネルヒーターの温熱が上昇してくる場所に設置し直して、
鉢内温度38〜40度前後をキープする。
鉢底はかなりの熱さ。
50度くらいはあるかも。
ここいらで
根の分岐を促すラピッドスタートを施与。
前回発根確認はできたので
そろそろ覚醒は近いはず。
途中、
横倒しするハプニングもありましたが(汗)
〜90日目
発根管理を始めて
三ヶ月が経過しました。
数週間前と比べ、
展開スピードは体感で 約5倍。
おそらくは無事に発根した後、
しっかりと養分を吸収できているようです。
胴体もまるまる太りつつあります。
この段階から、
ハイポネックス粉末を水に溶かして施肥。
それにしても、、、
そのまんま盆栽。
このくらいの枝葉密度のほうが
かえって見頃な気もします(^^)
O.パキプス発根管理における成功の秘訣
過去の経験を踏まえ、
オペルクリカリア・パキプスの発根管理における
大事な要点を以下列記しました。
☆は最重要。
3段階。
科学的根拠はありません。
あくまでもご参考程度に。
①購入株の見極め
”すべては株の見極めで決まる”と言っても過言ではありません。
購入前にしっかりと状態を確認しましょう。
②根元の腐食部分をカット
黒ずんで傷んだ根元は迷わずカットしましょう。
③根元に発根促進剤をペースト
根元を処置したあとはルートンやclonexなど
発根剤をペーストしておきましょう。
clonexはジェルタイプがおすすめ。水耕であれば希釈水に浸すなど。
④枯れ枝剪定
枯れ枝は剪定したほうが発芽促進に繋がります。
⑤”半遮光”管理
照度が過ぎると株に負担が掛かり、枝先から枯れてきます。
発芽し始めたら徐々に遮光を緩めていく感じ。
⑥鉢内温度32〜37度前後
鉢内温度は常時保温。経験上40度前後あっても問題なし。
とにかく冷やさないこと。
⑦湿度は50%以上
特に管理当初は湿度60%以上は保ちたいところ。
⑧株全体に霧吹き
根無しの状態は表皮から水分吸収させるしかありません。
枝枯れも防ぎます。
⑨風通しの良い環境
加湿が過ぎるとカビの温床となります。
サーキュレーターや扇風機などを活用し通気性を良くしましょう。
⑩培養土は”小粒”ベースが最適
ベースになる用土としておすすめは ”焼成赤玉土(小粒)”。
⑪アク抜きベラボンを混ぜ込む
ベラボンは排水性、通気性、保温性に優れ、根腐れ防止にもなります。
⑫珪酸塩白土を混ぜ込む
”ブロックシリコ”や”ミリオンA”でお馴染みの珪酸塩白土は、根腐れ防止や浄水作用があります。
⑬株をグラつかせない
株をしっかりと固定させたら安易に動かさないほうがよい。
パキプスの根は繊細で切れやすい。(明らかに調子が悪いときを除く)
【全3回】オペルクリカリア・パキプス未発根株の購入ポイント
https://codexgreen.com/pachypus_purchase-guideline_2/
https://codexgreen.com/pachypus_purchase-guideline_3/
まとめ
ここまでくると
ほっと一安心です。
あとは枝が出てくるのを待つばかり。
((o(´∀`)o))ワクワク
次なるモンスター探しを始めようww
新たに試したい方法を
あたためてあるのだ(≧∀≦)
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