180
日目
オペルクリカリア・パキプス現地株の発根管理を始めて第180日目となります。
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オペルクリカリア・パキプス現地球の発根管理を始めて180日目となります。
〜90日目
季節は10月下旬。
室内の窓辺での管理が増えました。
室内気温 | 24度前後 |
---|---|
室内湿度 | 60%前後 |
気温の低下とともに、
一時の芽吹きラッシュも落ち着いた様子。
とはいえ、
足元ヒーターのおかげか
葉っぱが萎れる気配はありません。
相変わらず元気な様子。
ぐんぐんと伸び続ける新枝⇣
そういえば
鉢底から覗いていた発根が今では確認できません。
◆育成一ヶ月目の鉢底(少しだけ根が出ている)
根も”音を上げる”ほど熱いのか、、、
鉢底付近の温度は 38〜40度 くらいはあります。
おそらく鉢内を這うようにして
横へと逃げていった(方向転換した)ように思われます。
まぁ元気なんでスルーしてます。
〜120日目
11月下旬。
室内温室へ移動しました ⇣
温室内温度 | 30度前後(パネルヒーター有) |
---|---|
温室内湿度 | 70%前後 |
小虫を駆除
育成当初から塊根部を這い回っていた”小さな虫”が、
3、4匹くらいにまで増えた気がしましたので
駆除を実施しました。
◆使用した駆除剤「キング園芸 マシン油乳剤」
乳剤を適量薄めて
塊根部を集中的にスプレー噴霧(一回目)。
翌日。
また一匹発見。
(2枚目に動画あり)
一週間置いてから再噴霧(二回目)。
それから一か月経ちますが、
虫は見当たりません。
果たして彼らは
害虫なのか否か。。。。
定かではありません。
合掌
◆「殺虫剤の失敗談」参考リンク
明らかな”枯れ枝”も剪定もしました。
〜180日
ワイヤーラック温室へアップデートし、
新たなコーデックスもお迎え。
当初、温室内の温度を、
常時30〜32度になるようキープしていました。
しかし
一部のベアルート株が根腐れを起こす など、
土壌の湿気をうまく揮発できていないようでした。
(※用土の配合、鉢の素材構造も要因)
取り急ぎサーモスタットを調整し直し、
常時 33〜34度 へと室温を上げました。
結果的にパキプス(大)は、
新芽ラッシュの予感。
IMG_2967r
IMG_2968r
IMG_3023r
IMG_3110r
新枝も段々と太くなり始めました⇣
温室内温度 | 33〜34度 |
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温室内湿度 | 50%前後(水やり後60%) |
水やり頻度 | 少量を2、3日置き。液肥・活力剤を極薄。適宜、霧吹き。 |
冬越しの準備は
これでほぼ完了です。
パキプス発根管理における”三箇条”
育成を始めて半年が経過しました。
パキプスの発根管理を振り返って、
大事な勘所「三箇条」を以下、
覚書き致します。
※あくまで個人的主観ですのでご参考までに
【その1】鉢内の用土に至るまでしっかりと温める
なるべく熱伝導の良い鉢(プラスチック製や素焼き製等)を選択し、パネルヒーターなどを駆使して温めることがとても大事。
鉢の表面を触ってほんのり温かいくらいでは心許ない。
個体差はあると思いますが、多少熱すぎるくらいで丁度いいかも。
◆「鉢の大きさと熱伝導」イラスト参考
しっかりと熱が伝わるように大きすぎない鉢で・・・
【その2】排水性、通気性の高い配合土にする
ベアルート株は本当に根腐れしやすい。
(実生株は割と強い)
水やり後すぐに表面が乾くくらいの用土で丁度よい。
マジで。
慣れないうちは
市販の配合済み専用土を利用したほうが手堅い。
オススメは、
「ゴールデン粒状培養土(サボテン・多肉植物用)」
「ベストソイルミックス」等
- 参考リンク:用土を考える日。|天気を気にするひとのブロッグ
- http://ritoman.hatenablog.com/entry/2017/10/06/181426
オリジナルで配合する際も軽石やパーライトを混ぜるなどして、
排水性、通気性には最大限考慮すべし。
【その3】光を存分に浴びさせる
夏場は太陽光の下でガッツリと、
冬場は育成ライトの下でガッツリ当てる。
光が弱いと葉っぱ自体も徒長気味で締まりがない気がします。
枝も細くなるようです。
- 太陽と鉢は大切!その1 |ブログ版!サボテンオークション日本
- http://sabotenauction.blogspot.com/2017/02/1.html
まとめ
温度、用土、太陽光。
パキプスをさらに大きくするには
どの要素も欠かせません。
来年こそは
花を咲かせるまで元気になってほしい。
(続く)