10月に入って、
段々と寒くなってきました。
パキポディウム属や
オペルクリカリア属にはつら〜い冬。
実は最近、
ちょろ根のグラキリスが仲間入りしただけに
温室設備は必須条件 となりました。
まずは、
「既にあるものを活用する」ことを念頭において
簡易的な室内温室をこしらえてみました。
準備した器具
ビニール温室「タカショー/ビニール温室 フラワースタンド用 GRH-N04CT」
主な用途
保温用
主な仕様
・サイズ:D70 × w96 × 奥側H111、手前側H92
/PVCビニール/正面開閉ファスナーあり/骨組みパイプ付属
商品レビュー
やや大きめサイズの
ビニール温室カバーです。
自宅で活用していた、
IKEAのシェルフ(molger)がすっぽり収まります。
正面のファスナーを開放して
植物の出し入れをする。
ビニール厚は、
薄からず厚からず。
少々では破れそうにありません。
密封度も問題なさそうです。
組み立ては女性一人でもできそうですが、
やや説明書が分かりづらいか。
総評
70点。
オシャレではありませんが安くてお手頃です。
正面ファスナーも使い勝手良し。
ホームセンターでも時々売ってます。
気持ち大きめサイズを購入した最大の理由は、
パキプスの枝が縦横無尽に広がっているためです^^;
⇣パキプスの枝がビニール天井に触れてしまっている
即席ですが
温室の骨組みを底から持ち上げる工夫をしました。
四角に「支え」を配置⇣
これホームセンターで売ってましたが、
回転させて高低差の調整ができる代物。
植物育成用LED照明「BARREL/LED PlantLight 18W クリップタイプ 植物育成使用」
主な仕様
植物育成用LED白色電球(18W)/E26口金/クリップ式アーム付属/中間スイッチあり
主な用途
太陽光の代替、補光
商品レビュー
IKEAの栽培用照明も既に持っていましたが、
より高い照度を求めた結果、
こちらの商品に行き着きました。
お値段は決して安くはありませんが、
モノは良さそうです。
色味は、少し赤みを帯びた白色。
昼白色>昼光色>◎>電球色
電球のサイズも大きく、
広範囲を照らすことが出来ます。
e26口金ですので
互換性にも優れます。
18Wの明るさは、
目も当てられないほどではありません。
(※IKEAの栽培用LED電球「ヴェクセル」/26口金は10w)
コードやスイッチ部分は透明で目立たずGOOD!d(-_☆) グッ!!
アーム部分は程よい固さで持続力もまずまず。
クリップのグリップ度はかなりのもの。
恥ずかしながら片手では全開できず、
両手を使いました。
ちなみに男手です。(^_^;)
クリップアームなしの単品でも購入できるようです。
総評
70点。
もう少し安ければというところ。
白色のライトが自然な感じ。
(ピンク色の育成ライトは何かと勘違いされやすいw)
パネルヒーター 「昭和精機工業 SPZ-200 (グリーンサーモZY-6A付) 」
主な仕様
消費電力200w/サーモスタット付属/安全装置:温度ヒューズ内蔵
主な用途
室内暖房、適温調整
商品レビュー
一畳範囲の温室空間ですので、
本来ならば100w仕様のヒーターでもよかったのですが、
将来を見据えて(まだ増えるのかw)上位機種の200wを選択しました。
発熱までの速度はかなり早い印象。
パネル部分は熱いので触っちゃダメ、ゼッタイ。
気がかりだったパネルヒーター底面からの熱はほとんど感じず一安心。
パネルヒーター の上部にはモノを置かないか、
ある程度距離をおいたほうが無難です。
当初、IKEAの木製シェルフの下段に据え置きし使用したところ、
シェルフ上段棚板がかなり熱くなりました。
発火の恐れを考慮すると、
スチール製ワイヤーシェルフの方が理に適っていると思います。
例えばこんなの↓
サーモスタットの反応も及第点です。
設定温度から2、3度の誤差はありますが、
その上で調整すれば問題はありません。
安全上の観点から考えてもサーモスタットの併用は必須に思います。
総評
85点。
コスパも良し。コンパクトさも良し。
安全面も良し。
150W仕様+サーモ付き⇣
サーキュレーター「バルミューダ/GreenFan CirqEGF-3300-WK」
主な仕様
5段階の風量調節/リモコンあり/自動首振り機能なし/上下の角度調節可
主な用途
温室内の空気循環、撹拌
商品レビュー
ヒーターからの熱は上部にこもりますので、
サーキュレーターや換気扇、撹拌機で循環させる必要があります。
日中は温室正面のファスナーを半開にして、
隙間からサーキュレーターで風を送って攪拌しています。
バルミューダのサーキュレーターは、
一畳レベルの温室内に入れるにはでかすぎます。
別途、コンパクトなモノを検討中。
自動首振り機能はありません。
バルミューダのサーキュレーター最大の難点、
「回転音がうるさい」。
(※個人差はありますが)
5段階の内1段階目は静かですが、
2段階目で耳障りになります。
温室内で24時間付けっ放しとなれば静音性は絶対条件です。
夜間使用ですと、
一段階目の微風しか使えません(※周囲の環境に依る)。
総評
30点。
見た目良し(見た目だけ?)。
音、うるさい。
高杉。
引き続き、
温室の広さに見合った大きさの攪拌機や換気扇、
サーキュレーターの導入を検討中。
候補⇣
温湿計
紹介するほどでもないですが、
温度と湿度くらいは計測できるようにしました。
もっと見やすいほうががいいかも↓
完成形
上段には、パネルヒーターと背丈のある植物を。
下段には、以前購入した植物育成用LEDライトを設置し、
実生苗を育成。
※白色電球LED育成ライトは、クリップする場所が定まらず設置を保留
まとめ
とても完成形とは言えません。
あくまでもつなぎの段階。
既に、バージョン2の制作に着手しています。
見た目、コンパクトさ、使い勝手。
すべてを兼ね備えたオリジナルの温室設備を乞い求め、
終わりなき旅は続く。